
こんばんは。
皆さん、落語家の月亭方正はご存知でしょうか?
そうです、年末の「笑ってはいけない」シリーズに出ている芸人さんで、
昔は山崎邦正という芸名で活動していました。
この方が落語家に突如転身したのが2008年、40歳のとき。
あれから10年が経ち、現在では独演会を開催するレベルに達しています。
今日は、そんな月亭方正のインタビュー記事を見て共感するところが多かったので、
ご紹介させていただきます。
噺家になる前の「ヘタレキャラ」が辛くなっていた
今回のインタビュー記事はこちらです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190129-00000013-pseven-ent&p=1
記事の前半に、落語家に転身するきっかけが語られているのですが、
「噺家になる前の僕に与えられていた役割は“子供”でした。誰かにいじってもらい、おどおどしているヘタレな僕が面白いという笑い。でもそれは、自分の力でつかんだものではない。歳とともに精神的に辛くなり、自分に合う何かを模索していたんです」
たしかに、山崎邦正時代の彼は徹底的にいじられ、スベってはまたいじられというキャラクターでした。いわゆるいじめられっ子の役割だったように思います。
そんな自分が辛くなり、ピアノを習ってみたり、英語をやってみるなどしたようですが、どれも長続きしなかったようです。
30代も終わりに差し掛かりながら、何も武器が無く、ひたすらいじられ続けることで生き延びる。。。
テレビ上のこととはいえ、精神的には相当きついだろうなと思います。
私も30歳になり、未だに武器が無い自分に焦りと劣等感を感じているので、
この気持ちは痛いほど理解できます。
落語との出会い
そんな中、39歳の時に芸人仲間の東野幸治から落語を勧められ、
そこで聞いた落語に衝撃を受けます。
そこからは落語のDVDやCDを片っ端から集め、練習に没頭。
そして初めて人前で落語を披露し終えた時、こう感じたそうです。
最後のサゲが決まりワーッと拍手をもらった瞬間、すべてがキラッキラに輝いて見えたんです。全身の細胞が喜んでいるのがわかった。
お笑い芸人としてくすぶり続け、
デビューから20年以上かけて、ようやく自分がやるべきものに出会えたのだと思います。
そこからは落語一筋。
拠点も大阪へ移し、現在に到るまで落語漬けの生活を送っているようです。
40歳からでも人生を輝かすことができる
正直、嫁と子供が3人いるから金銭面の不安はあったけど、嫁は応援してくれました。やっと見つけた天職。お金やないんです。〜中略〜昔の僕はほんまに子供やったけど、落語を通して成長した。良くも悪くも、人の内面はふとした仕草や表情に出てしまうもの。ずっと見ている人は、変化を感じているんじゃないでしょうか」
39歳で天職と出会い、そこから人生が一気に拓けていった月亭方正。
落語を追求する中で、精神的にもどんどん成長していっているようです。
人間は、「これだ!」というものに出会い、それを突き詰めていく中で大きく成長して行くんだな、と感じます。
ただ、「天職」との出会いは待っていても決して訪れることはありません。
月亭方正も、苦しみながら足掻き続け、行動し続けた結果、
ようやく出会えたのだと思います。
動き続けよう
私は、今の自分の人生に情熱などは持てていません。
一応専門職の資格を持っており、食うには困らないですが、
仕事に面白さを感じたことは無く、「食うためにやっている」状態です。
30歳になり、そんな自分に強烈な危機感を感じるようになりました。
そんな自分だから、今回の月亭方正のインタビューは刺さるものがあったし、
まだ希望を捨てずに頑張ろうという気にさせてもらえました。
とにかく、動くこと。
このブログもそうです。
続ける意味なんて現状わからないけれど、とにかく行動し続けること。
改めてこのことを痛感させられた、インタビュー記事でした。
月亭方正独演会が開催されるそうです。
2019年2月14日(木)東京、3月11日(月)大阪、4月19日(金)兵庫
で独演会が開催される模様です。(現在は終了)
非常に評判も良いみたいなので、お近くの方は是非足を運んでみてください。
詳細は↓
唯一出演中の番組、「笑ってはいけない」シリーズ↓